なぜ IBM ELM にウィジェットなのか
IBM Engineering Lifecycle Management はエンジニアリング・ライフサイクル全体をカバーします。SmarterWidgets は、プラットフォームでできることと、チームが日々必要としていることの間にあるギャップを埋めます。
要求管理業務の日常
航空宇宙、防衛、自動車、鉄道、医療機器、エネルギー、金融などの組織は、IBM DOORS Next で数万件規模の要求を管理しています。本来のエンジニアリング作業の周辺には、多くの定型作業が積み重なっていきます。
- Microsoft Word や Excel からインポートしたコンテンツに異質なフォントや色が残っている、あるいは章構造を失ったフラットなリストとして取り込まれる
- リンクや用語集の用語を、モジュール全体で一貫して追加、変換、削除しなければならない
- 成果物が削除されたり Web ページが移動したりすると、要求テキスト内のハイパーリンクが切れてしまう
- 長年の間にベースラインがたまり、構成の選択が遅くなる
- プロジェクトごとのデータ・モデルが少しずつずれていき、どこが違うのか誰も正確に把握していない
- 監査人から、誰がどのプロジェクトにどのロールでアクセスできるのかを問われる
これらの作業はいずれも、標準の画面で手作業により行うことができます。しかし数千件の成果物を含むモジュールでは何日もかかり、手作業の一つひとつがミスの原因になり得ます。
ウィジェットとは
ウィジェットとは、IBM ELM の中で動作する小さな Web アプリケーションです。ウィジェットは ELM Mini Dashboard に追加します。DOORS Next ではモジュールの横に、一部のウィジェットはその他の ELM アプリケーション (DOORS Next、Engineering Workflow Management、Engineering Test Management、Global Configuration、Jazz Team Server) にも追加できます。ウィジェットは IBM 公式の拡張インターフェースとレポート・インターフェースを使用し、常にサインインしているユーザーの権限で動作するため、組織のセキュリティー・モデルを迂回することはありません。
SmarterWidgets で作業がどう楽になるか
- モジュール全体でも、選択した部分だけでも。 ほとんどのウィジェットは、開いているモジュールのすべての成果物、または選択した成果物だけを対象に動作し、成果物の件数に制限はありません。
- まず確認し、それから変更。 何かを変更する前に、ウィジェットが検出結果 (件数、一覧、成果物ごとの詳細) を表示します。
- 変更の前に必ず確認。 モジュール全体に及ぶ変更では、何が行われるかを明示したうえで確認を求めます。
- 進捗表示、停止、再試行。 時間のかかる処理は進捗を表示し、いつでも停止できます。変更できなかった成果物は一覧表示され、ワンクリックで再試行できます。
- Excel の変更レポート。 データを変更するウィジェットはすべて、実行内容 (成果物、変更前の値、変更後の値、結果) を Excel ファイルに記録し、証跡として保管できます。
- 統一されたモダンな画面。 すべてのウィジェットは IBM 製品と同じビジュアル言語である IBM Carbon デザイン・システムに準拠しているため、ユーザーはすぐに使い慣れることができます。
- 常に最新。 各ウィジェットは、新しいバージョンが利用可能になるとその変更内容とともに通知します。
ビジネス上の価値
- 時間。 大規模なモジュールに対する定型作業が数日から数分に短縮され、エンジニアや要求管理者は付加価値の高い業務に専念できます。
- 品質。 一貫した書式、有効なリンク、正しい構造により、仕様書が読みやすく、レビューしやすく、再利用しやすくなります。
- コンプライアンス。 変更レポート、ユーザー監査、統制されたアーカイブにより、ISO 26262、DO-178C、IEC 62304、ASPICE などの監査で規制産業が求められる証跡を揃えやすくなります。
- 総保有コストの削減。 整理されたデータ・モデルとアーカイブ済みのベースラインにより、ELM 環境は高速に保たれ、管理も容易になります。
- 導入の迅速化。 他ツールからの移行や Office 文書からのインポートが、手作業のプロジェクトではなく、予測可能で再現性のある手順になります。
ELM の実務家が開発
SmarterWidgets は、長年にわたり IBM Engineering Lifecycle Management の導入と支援を行ってきた IBM ビジネス・パートナーである SmarterProcess が開発しています。すべてのウィジェットは、実際のお客様のニーズから生まれました。