Style Cleaner
Word などのツールが要求テキストに残したフォント、色、余白を除去し、すべての成果物を DOORS Next 本来の表示に戻します。
概要と開発の背景
要求が最初から DOORS Next で作成されることはまれです。Microsoft Word から貼り付けられたり、ReqIF や Excel からインポートされたり、メールからコピーされたりします。こうしたソースはいずれも、フォント、フォント・サイズ、色、行間、余白といった隠れた書式を持ち込み、それらは成果物のテキスト内に保存されます。
その結果、段落ごとに見た目が微妙に異なるモジュールができあがり、そこから生成されるドキュメントは見栄えが悪くなり、別のテーマではテキストが読めなくなることさえあります。この書式を手作業で除去するには、リッチ・テキスト・エディターですべての成果物を開かなければなりません。Style Cleaner は、これをモジュール全体に対して 1 回で行うために開発されました。
解決する課題
- Word、Excel、その他のツールからのインポート後に、フォント、サイズ、色が混在した仕様書。
- 異質な書式を引き継いでしまう、公開ドキュメントやレポート。
- 隠れた書式を持つ成果物がどれか、またどの程度あるのかを、標準の画面では確認できない。
- 大規模なモジュールでは何時間もかかり、途中で放置されがちな手作業での整理。
メリット
- 統一された見た目: DOORS Next でも、そこから生成されるすべてのドキュメントでも、すべての成果物の見た目が揃います。
- まず可視化: 何かを変更する前に、書式を含む成果物と、よく使われているプロパティー (フォントや色など) を表示します。
- モジュール全体を 1 回で処理: 選択時の 200 件の制限を受けません。
- 除去するのは書式だけ: テキスト、表、リスト、画像、リンクはそのまま残ります。
- 証跡: Excel の変更レポートに、整理したすべての成果物が記録されます。
使い方
- モジュールを開き、Find artifacts with styles (スタイル付きの成果物を検索) をクリックします。チェックした成果物の数、書式を含む成果物の数、よく使われているプロパティーが表示されます。
- 一覧の成果物をクリックすると、その成果物が持つ書式を正確に確認できます。Show in module (モジュールで表示) でその成果物に移動できます。
- Remove styles (N) (スタイルを除去) をクリックして確認します。進捗は Execution Status に表示され、いつでも停止できます。
- 一部の成果物だけを整理するには、DOORS Next でそれらを選択し、Selection セクションの Clean N artifacts (N 個の成果物を整理) をクリックします。
- 実行の記録が必要な場合は、Execution Status から変更レポートをダウンロードします。
知っておきたいこと
- Style Cleaner は変更セット内で実行し、結果を確認してからデリバーしてください。
- Highlight in module (モジュールで強調表示) を使うと、影響を受けるすべての成果物を変更せずに DOORS Next で選択できます。たとえば、先にそれらを確認したい場合に便利です。
- 主な使用タイミング: インポート直後、レビューの前、ドキュメントの公開前。
バージョン 3.28 の新機能
· 変更のタイトルは英語で公開しています。
- Memory stays bounded on very large modules